ワイス・ワイスは、豊かな暮らしをコンセプトに、環境・社会・経済のバランスの取れた、より良い未来を目指し活動を続けています。WISE FORUM (ワイズフォーラム)は2013年にスタートしました。ほんとうの豊かさを問い、これまで環境、社会、幸福、生活、教育などをテーマにシンポジウムを開催し、約70名の登壇者と約1400名を越える参加者に支えられてまいりました。
本年は、①ビジネス②エデュケーション③デザイン/ものづくりという3つの領域において、サステナブルな社会を見据え、実践、チャレンジしている登壇者を迎え、公益社団法人日本デザイン振興会様にご協力を賜り、インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン デザインハブ)にて開催、3回にわたり開催いたします。
第1回は、「日本の魅力、再発見」をテーマに、株式会社ディスカバー・ジャパン 代表取締役社長 髙橋 俊宏 氏をお迎えしご登壇いただきました。
なぜ、雑誌『ディスカバー・ジャパン』というメディアを立ち上げたのか、その経緯からお話しいただきました。
北欧家具・北欧デザインが日本のライフスタイルにマッチし、世間でも大変人気があったことを受けて『北欧スタイル』という雑誌を編集していた高橋さん。北欧デザイナーの巨匠ハンス・J・ウェグナーの自邸に取材に行ったときの日本再発見の衝撃エピソードを語ります。
また、本会の会場でもある六本木・東京ミッドタウンが日本の和をコンセプトに建設されたとき、ワイス・ワイスが日本の伝統工芸や日用品の作家ものを扱う店舗「WISE・WISE tools」をオープンしたことも、日本を再発見・再編集するメディアが必要とされることを予感したひとつの出来事だったとコメントをいただきました。
ディスカバー・ジャパンは、雑誌という媒体だけでなく、日本各地を取材し再編集した豊富な情報量・集積により、独自のノウハウを構築し、自治体と共働して地域の産業を盛り上げる事業、地域の飲食やモノづくり、メーカーなどとの新商品・サービスの開発、ブランディング等も手掛けていくようになりました。地域の豊富な情報量をいかに削いで再編集し、地域の産業や観光の基盤・情報とするか。いくつかの例を挙げて、その可能性にサステナブルな日本の未来をつくるヒントをたくさんいただきました。アーカイブ映像もありますので、ぜひ、ご覧ください。