ちゃんと管理してる? Googleパスワードマネージャーの使い方

コンテンツ
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×

ちゃんと管理してる? Googleパスワードマネージャーの使い方

Image: Tada Images / Shutterstock.com

Google(グーグル)のパスワードを忘れなければ大丈夫。

パスワードの使い回しはダメ…って言うのは簡単ですが、複雑なパスワードをアプリやサイトごとに覚えておくのもまた無理な話です。なので、なんらかのパスワードマネージャーみたいなもので、いろんなパスワードを記録しておく必要が出てきます。

パスワード管理専用のツールが鉄板ではあるんですが、GoogleやApple(アップル)のブラウザやプラットフォームに内蔵されたツールもしっかりできてます。GoogleやAppleのアカウント情報を覚えてさえいれば、パスワードの組み合わせにアクセスできるので簡単です。いろんなサイトでログインするときに、ChromeやiOSから「パスワード保存しますか?」って聞かれて、なんとなく保存しちゃってる人も多いのではないかと思います。

この記事では、Googleパスワードマネージャーに絞ってお話します。Google Chromeに内蔵されてるので、パソコンでもモバイルでもアクセスできるし、Androidとも密接に統合されてます。同じGoogleアカウントにサインインしている限り、自分のパスワードにいつでもアクセスできます。

まずは機能の有効化を確認

パソコンのChromeでGoogleパスワードマネージャーを有効にするには、画面右上の3つのドットを押してから「設定」を押します。そこから、「自動入力とパスワード>Googleパスワードマネージャー>設定」と進むと、「パスワードを保存できるようにする」をオン・オフするボタンがあります。このメニューの中に、パスワードをインポートするツールなどもあります。

ちなみにChromeでのGoogleパスワードマネージャーの開き方は、プラットフォームによって微妙に違ってます。AndroidのChromeでは、「右上の3ドット>設定>パスワードマネージャー」で出てきます。iOSだと、右下の3つのドットを押すと出てくるアイコン付きメニューの中に、「パスワードマネージャー」があります。

Googleパスワードマネージャーでは、いろんなアプリやサイトのユーザー名とパスワードが見られますが、最初に何らかの認証がかかります。通常は、パソコンではGoogleアカウントのパスワード入力、モバイルでは指紋か顔での認証です。一般にはデバイスのアンロックに使う方法が、Googleパスワードマネージャーのアンロック方法にもなります。

記録したパスワードの使い方

実際にパスワードを使いたいときは、パスワードリストから使いたいアプリ/サイトを選び、パスワードの横にあるコピーアイコンを押すと、クリップボードにコピーされます。この画面ではパスワードがドット表示になってますが、目のアイコンを押すと実際の文字を確認できます。

それぞれのパスワードに対し、メモを書く欄があります。例えば何のためのアカウントかといったことを書くのに便利です。各項目を変えたい場合は「編集」ユーザー名、パスワードの組み合わせ自体を削除したいときは「削除」を押します。ただiOSの場合、まず「編集」を押さないと「削除」は出てきません。

パスワードの診断機能も

240320_gpassmanager2

Googleはパスワードの安全度もチェックもしてくれます
Image: Google Password Manager

パソコンでもモバイルでも、「パスワードチェックアップ」という機能が見えるはずです。パソコンだと「チェックアップ」のタブがあり、AndroidやiOSではパスワードリストの上に出てきます。ここでは、パスワードが弱いとか、複数サイトで使われてるとか、どこかで漏洩したデータの中に含まれていたといったことを診断してくれます。

チェックアップで指摘された問題には、ちゃんと対応したほうがいいです。問題あるパスワードをクリックすると、各サイトのパスワード変更メニューに直接リンクできます(リンク切れの場合もありますが)。直接リンクできない場合は、そのパスワードを使うアプリに行って、パスワード変更するようにいわれます。

Chromeじゃなくても使えます

240320_gpassmanager3

Chrome以外のブラウザでもパスワードにアクセスできます
Image: Google Password Manager

Googleパスワードマネージャーにアクセスするには、Google Chromeを使う必要…は、ありません。Webからもアクセス可能です。なのでネット接続したなんらかのデバイスを使ってるときなら、Googleパスワードマネージャーに保存した情報にアクセスできます。でも、もちろん他の人がアクセスできる端末では、注意が必要です。

上の例で見られるように、メニューのレイアウトはChromeとだいたい同じです。パスワードマネージャーの設定を開くには、右上の歯車アイコンを押します。Chromeのメニューと同じように、必要に応じてパスワードをインポートしたりもできるし、パスワード保存のオンオフもできます。パスワードの検索もできるし、ユーザー名・パスワード・メモの閲覧やコピー、編集、削除もできます。

AndroidでのGoogleパスワードマネージャー

Androidスマホやタブレットの場合、Googleパスワードマネージャーは直接入れ込んであります。これはアプリのログインのときにすごく便利で、パスワードを保存してあるアプリのログインページが出てくると、ポップアップが出てきてパスワードを入れてくれます。

Androidでもここまで書いたようなパスワードの閲覧・編集・削除などはもちろん全部できるんですが、やっぱりAndroidなので、Googleパスワードマネージャーまでの行き方が、端末メーカーによって微妙に違います。Pixelスマホだと、設定>パスワードとアカウント>歯車アイコン>Googleパスワードマネージャーです。

Samsung(サムスン)のGalaxyスマホでは、まず設定>一般管理を開き、「パスワード、パスキー、および自動入力>Google」と押していきます。SamsungとしてはここでSamsung Passを選んでほしいはずですが、Googleを押して大丈夫です。Samsung Passを使っていてもいなくても、Googleパスワードマネージャーの情報には全部アクセスできます。

要約する
The article discusses the importance of using a password manager like Google's to securely store and manage passwords for various accounts. It highlights the convenience of Google's built-in password manager in Chrome and iOS, emphasizing easy access and integration with Google accounts. The article explains how to enable Google Password Manager in Chrome and access it on different platforms. It also covers how to use the manager to store and retrieve passwords, including features like copying passwords to the clipboard and adding notes. Additionally, it mentions the password diagnostic feature that checks password security and advises on addressing any identified issues. The article concludes by noting that Google Password Manager can be used across different devices and platforms, not limited to Chrome.